絵獅匡:龍画原画展
鎌倉を護る 龍神降臨!!
鎌倉五山第四位臨済宗円覚寺派
会期:令和4年4月29日(金)〜5月8日(日)
会場:臨済宗円覚寺派 浄智寺:書院
9:00〜16:00(入場は15:30迄)
住所: 鎌倉市山ノ内1402
浄智寺アクセス
住所: 鎌倉市山ノ内1402
JR北鎌倉駅から徒歩約8分
寺院拝観時間 9:00~16:30
拝観料 200円
浄智寺への問い合わせはご遠慮願います
問い合わせ先は下記のメールアドレスへ
鎌倉に残る龍神伝説の夫婦龍を今回の展示に合わせて作画。伝説には諸説あるとは思いますが、龍にまつわる場所に行くと龍雲が現れ、龍の絵を描いてる時もまた龍雲が現れる。鎌倉でも幾度も龍雲に出会い、鎌倉の山は龍神に護られていると思った作家:絵獅匡が鎌倉で龍画の展示をしたいと選んだ理由の一つです。
龍を描いている時、絵とシンクロした龍雲がよく現れることがある。龍に描かされてるのか、龍に守られてるのか。作家の前に現れた数々の龍雲写真も展示いたします。
~鎌倉龍伝説~
鎌倉にはいくつかの龍伝説がある。鎌倉の深沢の森の中には大きな湖があり、そこには五頭龍と呼ばれる龍が住んでいた。
頭を五つ持つ五頭龍は、山を荒らし、洪水を起こし、田畑を荒らすような悪さをしていた。ある日、この一帯に大きな地震が続いたのち、天から黄金の光と共に美しい天女(弁財天)が現れ、石を降らせ、海の上に新しい島を造ってそこに住んだ。あまりの美しさに一目惚れした五頭龍は、弁財天に会いに行き、求婚をするが「悪行で村人を苦しめたあなたと夫婦になることはできない」と告げ、弁財天は島の洞窟へ戻った。のちに島を訪れた五頭龍は、弁財天の前で改心を誓い、それを信じ受け入れた弁財天は五頭龍と夫婦になった。五頭龍は誓いのとおり、村人に尽くし、やがて村人からも慕われる存在となった。村人のために力を使い果たした五頭龍は命尽き果て、「これからは山となってこの地を守りたい」と告げ、永眠し鎌倉を護る龍となった。
北条時政龍神伝説
太平記によると、幕府草創の時、時政は子孫繁栄を願って江ノ島に参籠し祈り、その満願の夜に、美女の姿をした弁財天が現れ、時政に告げます。「お前の前世は箱根法師だった。六十六部の法華経を書き写し、六十六ヵ国の霊地に奉納した功徳で、今の世に生まれ変わった。お前の子孫は永く日本の主となり、繁栄するだろう。だが、正しい行いをしないと七代以上は続かない。」こう告げた弁財天は姿を龍に変え、海中へと消えていき、その後には三つの鱗が残されていました。その事に喜んだ時政は、三つの鱗を北条氏の家紋としたのである。